<その二>
今回は包丁の手入れについてです。包丁を研ぐことがメインとなります。
研ぐ前に確認しておくことは、ご自分の包丁の刃がどういうタイプかです。
片面は真っすぐで、もう一方の刃に角度がついている包丁があります。
これを片刃の包丁と言います、和包丁はこちらの部類に入ります。
わかりやすいのが出刃包丁。片面だけ角度がついていますね。お刺身を切る柳葉包丁も片刃です。
万能包丁や牛刀でも、片側だけ角度がある片刃があります。
もう一つのタイプが、両刃の包丁。これは両面に角度がついています。
洋包丁は両刃が多いと思います。
まず自分の包丁が片刃か両刃かをチェックしておいてください。
なぜなら、包丁を研ぐ時に一番大事なのは、包丁の形を崩さないことだからです。
つまりは片刃ならその片面を、両刃なら両側を研ぐということです。
当たり前だと思う方もおられるでしょうが、たまに片刃なのに両側を研ぐ方もおられます。
そうなると包丁の形が変わってしまいます。これも包丁の形を崩してしまうことの一つですので、
先ずは包丁のタイプを把握しておいてください。 続く。