その四

<その四>
本日は包丁の研ぎ方について

砥石は使う前に水に漬けておきます。
手の添え方は前回いった通り、左手の人差し指と中指を刃の角度に合わせて軽く添えます。
右手は包丁の柄を軽く握り、包丁がぐらつかない程度に支えます。角度は45度くらいです。

先ず包丁の一番先から、砥石の手前から向こうまでスーッとと押していきます。
これを10回繰り返します。
押す時に包丁が遂げるので、引く時は力は要りません。
次に指先二本分だけ、指を刃元の方にずらし、また10回研ぎます。
終わればまた二本分下にずらし研ぐの繰り返しで、刃元まで研いでいきます。

それでまだ切れなそうだと思ったら、初めから繰り返します。
刃を覗いてみて、研ぎすぎて逆側に刃が出てしまうことがありますが,これだと切れず、
危ないので、研いでいた方ではない方を砥石に真っすぐ当て、
力を入れずに少しこすってあげると反り返りは取れると思います。
包丁の刃を爪に当て、動かないようでしたら刃がついていると思います。

両刃の場合はもう片面を同じように研いでいきます。